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1. 対シリア援助の概要

2. 有償資金協力(円借款)の実績

3. 無償資金協力の実績

   (1) 一般無償(2001年以降)
   (2) 草の根・人間の安全保障無償(2001年以降)
   (3) 一般文化無償(2001年以降)
   (4) 草の根文化無償

4. 技術協力




1. 対シリア援助の概要

わが国はこれまで、電力、農業、水資源、医療等の分野を中心に経済協力を実施、当国政府のみならず国民レベルからも非常に高い評価を得ています。現在は、以下の5つを対シリア援助の重点分野とし、戦略的に援助を展開しています。

 (1) 経済・社会システムの近代化
 (2) 水資源管理と効率的な利用
 (3) 社会サービスの拡充
 (4) 環境保全
 (5) 地域安定化促進

今後も、これまでの経済協力を通じて築き上げてきた信頼関係を基礎に、より効果的な経済協力を実施していきます。

2. 有償資金協力(円借款)の実績

案件名 締約時期 供与限度額
メスケネ地区灌漑計画 1973年6月 88億5800万円
メスケネ地区灌漑計画II 1972年12月 31億1000万円
市内電話交換設備設置計画他 1979年12月 36億4000万円
バニヤス火力発電所建設計画 1986年10月 296億3000万円
商品借款 1991年6月 132億7000万円
ジャンダール火力発電所建設計画 1991年6月 515億9800万円
アル・ザラ火力発電所建設計画 1995年11月 461億9900万円

3.無償資金協力の実績

(1)一般無償(2001年以降)

案件名 締約時期 供与限度額
アレッポ大学病院医療機材整備計画 2001年9月 3億500万円
種子生産能力向上計画(2/2) 2001年9月 4億9200万円
食糧増産援助 2002年2月 7億円
ダマスカス市内配水管改修計画(第2次)(第1期) 2002年4月 7億9600万円
第二次ダマスカス郊外県給水開発計画(2/2) 2002年6月 4億4000万円
ダマスカス繊維工業専門学校機材整備計画 2002年8月 3億8000万円
ダマスカス市内配水管改修計画(第2次)(第2期) 2003年4月 3億3400万円
ゴラン病院医療機材整備計画 2003年12月 4億5200万円
水資源情報管理センター整備計画 2003年12月 6億500万円
ダマスカス市新規水源開発計画(第1期) 2005年3月 7億3300万円
ダマスカス送水トンネル改修計画 2005年6月 4億円
地方都市廃棄物処理機材整備計画(第1期) 2006年6月 5億8300万円
地方都市廃棄物処理機材整備計画(第2期) 2007年6月 4億4900万円
緊急医療整備計画 2009年2月 8億6100万円
ネイラブ・パレスチナ難民キャンプ整備計画(UNRWA経由)(紛争解決平和構築無償) 2009年3月 3億8900万円
第二次地方都市廃棄物処理機材整備計画 2010年3月 9億8500万円
太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画(環境プログラム無償) 2010年3月 5億6000万円
救急医療整備計画 2010年3月 8億6100万円

(2)草の根・人間の安全保障無償(2001年以降)

案件名 締約時期 供与限度額
タイベイ村医療センター開設計画 2001年1月 12,332ドル
ホムス盲人用幼稚園及び職業訓練施設改善計画 2001年1月 46,175ドル
ダマスカス聾唖者幼稚園改善計画 2001年2月 24,400ドル
ダマスカス棄児保護院改善計画 2001年3月 27,565ドル
コドセイヤ知的教育センター施設改修計画 2001年5月 74,239ドル
「尊厳の家」改修計画 2001年6月 53,365ドル
クネイトラ盲人協会教育及びリハビリサービス改善計画 2002年2月 31,900ドル
パルミラ盲人協会教育及びリハビリサービス改善計画 2002年2月 34,460ドル
マレト・ノアマン社会慈善事業協会裁縫作業訓練所設立計画 2002年2月 42,513ドル
フスン病院改善計画 2002年2月 38,630ドル
バラダ川環境再生及び環境意識啓発計画 2002年2月 39,453ドル
シリア身体障害者協会機材購入計画 2002年2月 58,770ドル
ゼイズンダム崩壊による洪水災害緊急支援計画 2002年6月 62,045ドル
カバル・エシット・キャンプ・コミュニティーセンター建設計画 2002年6月 67,287ドル
デリゾールアラブ女性協会老人の家設立支援計画 2002年9月 39,093ドル
ハッサケ社会慈善事業協会裁縫作業訓練所設立計画 2002年9月 16,309ドル
ダマスカス盲人協会教育及びサービス向上計画 2002年12月 40,679ドル
送迎サービス及び裁縫課程向上計画 2003年1月 36,102ドル
カミシリ裁縫作業訓練所設立計画 2003年2月 24,499ドル
ゼイズンダム崩壊による洪水被災者のための診療所設立計画 2003年2月 27,046ドル
ハッサケ県老人ホーム改善計画 2003年2月 29,236ドル
ヒクマット・マフジューブ慈善医療センター救急車供与計画 2003年2月 34,200ドル
パレスチナ難民キャンプ内中学校コンピューター導入計画 2003年2月 81,650ドル
クネイトラ県の地方住民向け移動図書館の供与計画 2003年10月 61,946ドル
デリゾール県僻地に対する移動診療車供与計画 2004年1月 65,910ドル
ハサケ県僻地に対する移動診療車供与計画 2004年1月 65,910ドル
パルミラ市周辺地域の住民向け移動歯科治療車の供与計画 2004年2月 76,870ドル
ハマ聾者学校教育及び送迎サービス改善計画 2004年3月 79,460ドル
ラタキア聾者幼稚園教育及び送迎サービス改善計画 2004年3月 64,208ドル
ラッカ聾者学校教育及び送迎サービス改善計画 2004年3月 75,006ドル
イドリブ市貧困層向け診療所医療設備改善計画 2004年3月 28,768ドル
ハリーマ・アル=サアディーヤ孤児院東棟設立支援計画 2004年12月 89,162ドル
ハマ孤児院設備改善計画 2004年12月 79,340ドル
アレッポ児童養護院設備改善計画 2005年2月 30,084ドル
ルクヌッディーン地区貧困者及び孤児対象職業訓練所設置計画 2005年3月 90,645ドル
ホムス福音主義老人介護及び理学療法センター設備改善計画 2005年9月 65,410ドル
ドゥーマ市裁縫作業所改善計画 2006年2月 77,089ドル
ホムス慈善社会サービス協会病院救急外来改善計画 2006年2月 91,650ドル
ハマ市裁縫作業訓練所開設計画 2006年11月 88,744ドル
ヤルムーク・キャンプ体外衝撃波結石粉砕用医療機材導入計画 2006年11月 88,575ドル
ダマスカス旧市街慈善診療所基礎医療機材導入計画 2006年11月 33,936ドル
アレッポ市郊外慈善診療所基礎医療機材導入計画 2006年12月 39,158ドル
女性のための避難の家設立計画 2007年1月 89,024ドル
ホムス市慈善診療所レントゲン検査科開設計画 2007年8月 60,100ドル
ダマスカス市視覚障害児幼稚園設立計画 2007年9月 84,020ドル
ビンシュ市赤新月社診療所基礎医療機材導入計画 2007年11月 33,746ドル
ハサケ県の医療過疎地に居住するイラク難民及び地域住民に対する移動診療車導入計画 2008年2月 77,950ドル
アレッポ県僻地への移動診療車導入計画 2008年2月 76,450ドル
クネイトラ県地雷被害者用義肢製造工場設立計画 2009年2月 126,588ドル
ラッカ市自然分娩病院医療機材導入計画 2009年3月 79,872ドル
スウェイダ市孤児院女性棟改修計画 2010年3月 87,768ドル
イドリブ聾唖学校改善計画 2010年3月 52,828ドル
アレッポ市障害者送迎サービス改善計画 2010年3月 79,295ドル
シリア血友病協会医療設備改善計画 2010年3月 96,113ドル

(3)一般文化無償(2001年以降)

案件名 締約時期 供与限度額
文化省に対する音響機材 (※ボスラ円形劇場) 2002年3月 4680万円
パルミラ国立博物館に対する視聴覚機材 2003年3月 4970万円
文化省に対する移動図書館車 2003年11月 3240万円
文化芸術アサド・ハウスに対する楽器 2004年9月 4760万円
アレッポ大学学術交流日本センター日本語学習機材整備計画 2010年3月 2440万円

(4)草の根文化無償

案件名 締約時期 供与限度額
アラブ文化センターに対するフィルム上映機材 2001年3月 73,324ドル
ダマスカス県スポーツ設備管理局スポーツ器材整備計画 2009年3月 77,514ドル
ダマスカス大学人文学部日本語学科日本語教育機材整備計画 2009年3月 10,550ドル
イドリブ県における移動図書館計画 2010年11月 50,000ドル

4. 技術協力

技術協力は、国際協力機構(JICA)との連携のもと、シリア全土で地域社会に根付いた活動を展開しています。約60名にのぼる専門家、調査員、青年海外協力隊、シリア海外ボランティアの人々が、環境や物流、都市計画など様々な分野で活躍しています。(2010年1月現在)
詳細は、JICAのウェブサイトをご覧ください。
→ 
JICAシリアでの活動