草の根・人間の安全保障無償資金協力「イドリブ市聾唖学校教育改善計画」交換公文等の署名
平成22年3月24日
イドリブ県イドリブ市において、我が方國枝昌樹駐シリア国大使と先方イドリブ保健・社会水準向上協会(The Health and Social Level Improvement Association in Idleb)との間で、我が国の同協会に対する544万円を限度とする草の根・人間の安全保障無償資金協力「イドリブ市聾唖学校教育改善計画(The Project for Improvement of the Deaf-Mute School Education in Idleb)」に関する交換公文の署名式が行われました。
イドリブ市聾唖学校は、本県で唯一の聾唖施設であるが、補聴機材や聴覚検査機材、防音施設等の不備により、聴覚障害の早期発見、聴覚レベルの測定、障害に適応した補聴器を提供するための十分な検査等ができないことから、適切な教育環境が提供されておらず、聾唖教育に支障をきたしています。本案件にて必要な聾唖教育機材及び聴覚障害の各種検査(聴覚障害の早期発見、聴覚レベルの測定等)を行う聴力検査機器を整備することにより、聾唖学校の教育レベルが向上し、新たな聾唖児童を受け入れることが可能になると同時に、同県での聾唖教育の中心地としての役割を担うことが期待されます。
本件に関する当館プレスリリース(英語)