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草の根・人間の安全保障無償資金協力 「アレッポ市障害者送迎サービス改善計画」交換公文等の署名


平成22年3月24日

アレッポ県アレッポ市において、我が方國枝昌樹駐シリア国大使と先方援助の手協会(Hand In Hand Association)との間で、我が国の同協会に対する816万円を限度とする草の根・人間の安全保障無償資金協力「アレッポ市障害者送迎サービス改善計画」(the Project for Improvement of Transportation Services for Handicapped in Aleppo)」に関する交換公文の署名式が行われました。

同協会は、脳性麻痺、ダウン症、知的障害等の障害者(約50名)への教育、職業訓練、リハビリのサービスを提供していますが、団体の施設がアレッポ市中心部から約45Km程離れた場所にあり、付近を通る公共交通機関がないために、協会に定期的に通える障害者の数が限定されています。本計画により、1日3回のバスを定時運行させることで、約200名の障害者が定期的に団体の教育、職業訓練、リハビリサービスを受けることができるようになります。また、バスの借料、燃料費にかかっていた経費を、福祉施設への新たな職員の雇用に使用できるようになるため、サービス全般の改善も期待されます。

本件に関する当館プレスリリース(英語)