ホーム > シリアと日本 > 経済協力

一般無償資金協力「救急医療整備計画」救急車両の引渡し式


平成22年3月17日

ダマスカス郊外のダラッヤ病院において、我が方國枝昌樹駐シリア国大使、冨田明子JICAシリア事務所代表、先方リダ・サイード保健大臣(Dr. Rida SAEED , Minister of Health)、アーミル・ホスニ・ルトゥフィ国家企画庁長官(Dr. Amer Husni LUTFI, Head of the State Planning Commission)、ビシャール・アル・サッバーン ダマスカス県知事(Dr. Bisher AL-SABBAN, Governor of Damascus)、ザーヘド・ハッジ・ムーサ ダマスカス郊外県知事(Dr. Zahed HAJJ MOUSSA, Governor of Rural Damascus)の出席のもと、我が国のシリアに対する8.61億円を限度とする「救急医療整備計画」救急車両の引渡し式が行われました。

シリアは中東和平の鍵を握る重要な国であり、我が国は同国の安定化、市場経済化努力を支援するため、シリアに対して国民生活の向上に資する援助を実施してきています。シリアでは、交通量の増加等による交通事故の増加により、救急患者が増加しつづけており、本計画は、特に緊急の対応が必要な首都圏のダマスカス県など6県の救急医療体制を強化するため、160台の救急車両や関連医療機材、救急患者の搬送体制を構築するための無線機材等を整備します。本件協力により、対象6県の住民約1,120万人(シリア全体の人口の約60%)を対象とするシリアの救急医療体制が改善されることが期待されます。

本件に関する当館プレスリリース(英語)